上記症例写真は親知らずが横を向いて埋まっていて隣の歯が虫歯になったり、清掃性が悪いために炎症を起こして腫れてしまうリスクが高いために抜歯をしたほうがいいケースです。
黄色い線は神経の通っている管を示します。親知らずと神経が近い場合は安全のためにCT撮影をして位置関係を確認します。
水平埋伏歯とは、完全に横向きにはえている歯のことをいいます。通常通りにまっすぐ生えている歯よりも抜歯が難しい状態です。水平埋伏歯を抜歯するためには、歯茎を切開してめくりあげ、歯の頭の部分と骨の一部分を削り取り、分割しながら抜歯していきます。
画像の黄色い二重線で描かれた部分に下歯槽神経という下唇と下の歯の感覚の神経が通っています。
また親知らずの根が曲がっており、抜歯が困難なケースです。
親知らずと神経が近接していると術後神経麻痺のリスクが高まります。
安全に抜歯するため、CT撮影をして、神経と親知らずの位置関係をしっかり確認してから抜歯させて頂きました。
術後の神経麻痺等はなく経過良好です。
抜歯後、感染を予防する抗菌剤(抗生物質製剤)や、痛み止めのお薬を処方される場合があります。
麻酔薬をしみこませた綿を親知らずの周りの歯ぐきに置いて数分待ちます。表面麻酔をすることで次に行う局所麻酔の針の刺入時の痛みをなくします。
ゆっくりと麻酔薬を注入させ、注入時の不快感をできるだけ軽減するようにします。
親知らずが埋まっている場合は、歯ぐきを切開し、親知らずの頭を見える状態にします。切開は最小限にとどめ、侵襲を少なくするように心がけています。
横に埋まっている場合は、そのままでは抜くことができないので、頭と根の間に刻みを入れて分割します。必要に応じて歯の根っこも分割することがあります。
親知らずを抜きます。
抜歯した後は出血が起こり、血餅を作ります。血餅は傷を治すために重要な役割を果たすため、血餅が取れないようにするために縫合します。
ガーゼを咬んでいただき、圧迫して止血します。
痛みへの配慮
◆ 術前から痛み止め内服
麻酔が切れた時に、痛み止めが効いているように配慮しています。
◇ 表面麻酔
局所麻酔の針の刺入時の痛みをなくすために十分に表面麻酔を効かせます。
◆ 十分な局所麻酔、伝達麻酔
抜歯途中に痛みが生じることがないように十分に麻酔を効かせます。麻酔薬は体温と同じ温度に温めて注入時に不快感をなくすようにしています。
◇ 最小の侵襲
切開、骨削除は最小限にし、術後の炎症を最小限に抑えるようにします。
医療法人社団横浜駅西口歯科には 日本口腔外科学会認定医が多数在籍しており、親知らず専門外来チームとして診療しております。
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